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同志社大学鉄道同好会
クローバー会(OB会)
写真展・鉄 路 輝 く
同志社大学鉄道同好会の卒業生を中心に結成されているクローバー会ではこのたび第7回写真展『鉄路輝く』を開催することとなりました。 会員が国内外で撮影した四季夫々の写真の中から鉄道が一番輝いているシーンを選び展示しています。また今回は、来年に開設60周年を迎える事を記念して、 日頃、会の外からご協力賜っている皆様からも写真を寄せて頂きました。限られた時間ではありますが、鉄道の持つ魅力を感じ取っていただければ幸いです。
Early Snow
武蔵野線 東所沢~新秋津
2016年11月
2012年度生 寺田咲築
記録的な早さの寒波の日。雪の日の
イルミネーションも一足早く点灯した。
(OB会へ入会順に、
出品作品を掲示します。)
白と黒と
篠ノ井線 姨捨~稲荷山
2016年9月
2012年度生 寺田咲築
豪雨の姨捨をカシオペアが通る。牽引
機は上越線のスター、EF64 1001号機。
上越線の景色にならぬよう、HDR現像
で明度差を広げると、背景の山々がうっ
すらと浮き出てきた。
白き貴女
山陽新幹線 新神戸
2015年12月
2008年度生 西田晋太郎
低い日差しが首都へと向かう最優等列
車を照らし出す。“のぞみ”と名乗るその
姿からは、日本経済、そして世界に誇る
安全を支えるに相応しい 品位と美しさが
溢れている。
黄金の絨毯
あいの風とやま鉄道 生地~黒部
2016年5月
2008年度生 西田晋太郎
この地に広がる麦畑、それは厳しい季
節を乗り切った証。朧な黄昏時、列車
は暖かな風を引き連れ、フワリフワリ
と実りを揺らして走り去った。
夜の序曲を奏でて
あいの風とやま鉄道 生地~西入善
2016年10月
2008年度生 西田晋太郎
”今日の空は何かが起こる”、確信した
日、マジックアワーが姿を見せた。消
えゆく昼の端、迫る闇夜、”間に合って
くれ”と祈る中、天空のホールにリズム
が響き渡った。
古豪
神戸電鉄有馬線 有馬温泉
2017年1月
2008年度生 西田晋太郎
何十年と六甲登山を繰り返し、人々の
日常を支えてきた1100系電車。その歴
史に裏付けされた重厚感から頼もしさが
感じられる。そんな彼の姿はいつまで見
られるのだろうか。
緑の中を行く
台湾・高雄港線 高雄~高雄機廠
2017年1月
1985年度生 髙橋 明
森の中のローカル列車に見える?
高雄機廠の職員輸送列車。こんな列車
に揺られて毎日通勤したいものである。
南国の特急
台湾・南廻線 崁頂~南州
2017年1月
1985年度生 髙橋 明
台中から台東まで台湾を南回りで半周
する371次自強号。1月とはいえ日差し
の強い南国をディーゼル特急が駆ける。
南の国の小さな駅で
台湾_崁頂車站
2015年7月
1985年度生 津山英士
何度か通過していて、いつかは寄りた
いと思っていた駅だった。その機会が
あり、高雄に宿泊して始発列車で向か
った。車中では亜熱帯らしい豪雨が降
り始めたが、駅に着く前には止んでく
れた。區間車しか停まらず、ほとんど
の人が気にしない駅のひとこま。
老駅~今も活きる~
阪和線 紀伊中ノ島駅
2016年1月
1985年度生 津山英士
この年のお正月は、1週間遅れで地元
かったが遠出をする気にもなれず、た
だ趣くままに紀伊中ノ島駅へ。車両は
変わっていたが、駅も周辺もなんとな
く「昭和」。2~3時間ただただゆっくり
していた。
聖地巡礼
江ノ島電鉄 鎌倉高校前
2016年10月
1985年度生 津山英士
クローバ会の関東撮影会での1コマ。先
輩方の豊富な経験と知識に圧倒され続
けの楽しい一日を過ごした。久しぶりに
訪れたが、こんな状況になっているとは
思ってもいなかった。
郊外電車の通過待ち
伊予鉄道・大手町線 大手町駅前
2011年7月
準会員・山本清治
今や鉄道同士の平面交差は非常に貴
重で珍しい存在となっているが、通過
待ちをする元・京都市電2000型が2両
という光景は偶然の産物。得した気分
になったのは言うまでもない。
今も現役・元京都市電
伊予鉄道・城南線 市役所前~県庁前
2011年7月
準会員・山本清治
現役で活躍する元・京都市電2000型。
沿線のハイライトとなる愛媛県庁前で
元気に走る姿をとらえる。意外と交通
量が多く、思うように撮影し難いところ
でのベストショットとなった。
学習院下 桜花爛漫
都電荒川線 学習院下~面影橋
2016年4月
1974年度生 佐々木秀隆
神田川沿いのサクラも満開。絶好のお
花見スポットの近く、大勢の人が都電
にスマホを向けていた。希望の春、新
しい生活に胸ふくらます新入生で車内
が混雑するのも、もうすぐだ。
学習院下 銀杏紅葉
都電荒川線 学習院下~面影橋
2016年12月
1974年度生 佐々木秀隆
明治通りのイチョウは12月になってか
ら色づきを増した。地下を通勤電車で
行き来するのも、もう数えるほど。
新しい生活を始める私に都電がエール
を送ってくれていた。
雪の朝
京阪石坂線 浜大津~三井寺
2017年1月
1971年度生 貝塚恒夫
珍しく大雪の朝、路面は雪に覆われて
車の姿はなく、電車は悠々と走って行
く。
北極圏の終着駅
フィンランド国鉄 ロバニエミ駅
2017年3月
1971年度生 貝塚恒夫
ロバニエミは北極圏の入り口、低い太
陽がさらに傾くころ終着駅に到着、3月
といっても春はまだ先、この日気温は
-10℃だった。
冬枯れの街
エストニア タリン中央駅
2017年3月
1971年度生 貝塚恒夫
旧市街を取り囲むように走るタリンの
トラム、首都の中央駅近くにもかかわ
らず、何か荒涼とした感じ、冬枯れの
木々が一層侘しさを感じさせた。
シンメトリー
新幹線 新大阪駅
2016年5月
1970年度生 山田耕三
仕事の移動ツールとして利用していた
時、新幹線はあまり気にしていなかっ
た。仕事から離れて新幹線を見ると、
これが意外と面白い。その造形美に心
が躍る。
サーファー街道を行く
江ノ島電鉄 江ノ島-腰越
2016年10月
1970年度生 山田耕三
サーフィン帰りの人が横断する。その
向こうから江ノ電の電車がやって来た。
ここでは当たり前の風景。サーファー
の街を江ノ電が走る。湘南とはそんな
ところだった。
待ち遠しい春の訪れ
因美線 知和駅
2017年4月
1970年度生 山田耕三
津山では桜が満開というのに、ここは
まだつぼみ・・・。そして、12時09分発
の智頭行一番列車がやって来た。津
山からおばあさんが一人降りてきた。
春が待ち遠しい知和駅だった。
クイーンが行く
五能線 陸奥岩崎・十二湖間
2010年7月
1968年度生 西村雅幸
日本海に沿って走る五能線は風光明
媚だが、列車本数が少なく「乗り鉄」
「撮り鉄」泣かせの線区である。白神
山地が世界遺産に登録されたことも
あって閑散線区に観光列車「リゾート
しらかみ」号が彩りを添えてくれるよう
になった。
愛車を磨く
錦川鉄道 錦町
2011年7月
1968年度生 西村雅幸
錦川の清流を遡って走る錦川鉄道は社
員70人の小さな鉄道。運転士は運転だ
けではなく、車内清掃、洗車も大切な仕
事。4両の車両を大切に愛おしむ気持ち
が伝わってきた。
クリスマス近し
伊予鉄道 松山市内線南堀端
2015年12月
1968年度生 西村雅幸
松山は路面電車がよく似合う街だ。歳
末になると松山市駅に向かう通りには
イルミネーションが飾られて、華やか
な通りを次々とかわいい電車が通り過
ぎる。かつての京都市電も健在だ。
輝きの雪夜
叡山電鉄 八瀬比叡山口駅
2017年1月
1968年度生 福田静二
四季折々に通っている小さな終着駅、
この冬は、駅全体がイルミネーション
で飾られて、折しも、白く雪化粧した
駅構内は、今までとは違った風情が
あった。
夜に輝く
京都鉄道博物館 梅小路蒸気機関車庫
2017年2月
1968年度生 福田静二
京都に鉄道博物館ができて初めての夜
間公開、機関庫に保存されている蒸機
には、足元を中心にライトアップされ、
蒸機の新たな魅力を引き出していた。
新緑を渡る
山陰本線 保津峡~馬堀
2015年5月
1968年度生 福田静二
保津峡を一望に見下ろす峠、蛇行する
保津川を舟下りが行くなか、国鉄色を
まとった特急が新緑を切り裂くように駆
けて行った。
ブルーモーメント
東海道本線 京都付近
2017年4月
1968年度生 福田静二
タワーも特別に青くライトアップされた
京都の玄関口、すべてが青くなった、
わずかな時間、電車だけはごく日常の
姿で過ぎて行く。
春色
阪急電鉄京都線 桂~西京極
2017年4月
1968年度生 野津研一
空の青、草の緑、菜の花の黄・・・・、
背景に阪急マルーンが一際輝きを増す。
水ぬるむ桂川の春景色である。
桜の淀川鉄橋
大阪環状線 桜ノ宮
2015年4月
1967年度生 涌田 浩
満開の淀川鉄橋を行く大阪環状線の
103系電車。オレンジとピンクの組み合
わせが見られるのもあと僅かとなった。
早春の室生路
近鉄大阪線 三本松付近
2017年3月
1967年度生 涌田 浩
まだ寒さの残る3月中旬、やっと咲いた
梅の花を見下ろして上本町行き急行が
通り過ぎて行く。
信州を駆ける特急列車
中央本線 塩尻~みどり湖
2017年1月
1967年度生 高田幸男
北アルプスの山々を背に、中央線の特
急列車が、直線コースで速度を上げて
塩尻峠のトンネルに向かって行く。季
節を変えて何度も訪れているが、いつ
来ても心落ち着く私だけの場所だ。
中秋の名月
万葉線 中新湊~東新湊
2016年9月
1967年度生 犬伏孝司
雲の間から顔を出した中秋の名月。
その月明かりに照らされた運河を渡る
万葉線の古参デ7074号、若者に負け
ず頑張っている。
朝日を背に
函館市企業局交通部
松風町~函館駅前
2016年10月
1967年度生 犬伏孝司
町中が金色に輝く中、秋の朝日に推さ
れるように光を浴びて快走する函館市
電。もうすぐ朝のラッシュ時間を迎えよ
うとしている。
雨の長崎
長崎電気軌道 大波止~出島
2016年10月
1967年度生 犬伏 孝司
長崎は、やはり雨が多いのだろうか?
よく雨に出会う。雨が少しおさまった頃
黄色い電車が走って来た。街の明かり
に照らされて疾走する電車は印象的で
あった。
ササラ電車出動
函館市電 青柳町~宝来町
2016年2月
1967年度生 小西啓文
飛行機も遅れた大雪の函館。運よく車
庫から出動した除雪のササラ電車が前
を走る幸運もあって折り返しをサミット
で正面からとらえた。運転手も徐行で
撮影に協力してくれた。
トンネルを抜けて
ウクライナ鉄道 西ウクライナ地方
2016年10月
1967年度生 小西啓文
ルーマニア国境に近い西ウクライナ地
方の渓谷のトンネルを抜けてきた蒸気
機関車。ウクライナで走れる動態保存
機は、このSLのみ、チャーターしての
フォトランを楽しんだ。
聖ヤコブ教会前を走る
チューリッヒのトラム Stauffacher
2016年9月
1967年度生 小西啓文
チューリッヒの町中を頻繁に走り回る
トラム。古い教会とのツーショットを求
めて探し回った、聖ヤコブ教会前を走
るトラムである。
夕暮れの帰宅特急
京成電鉄本線 大佐倉~酒々井
2017年5月
1966年度生 川中 勉
仕事を終えて我が家へ急ぐ。都心を抜
けた帰宅特急は田園の中を今日の思
いを乗せてひた走る。もう一日の終わり
が近い。
僕は機関士
碓氷峠鉄道文化むら
2015年9月
1966年度生 川中 勉
僕は公園一周の鉄道の機関士。信号
よし、後方よし。お父さんたちを乗せて
走るよ。大きくなったら僕が運転する
特急に乗って欲しいな。
春らんまん
いすみ鉄道 総元付近
2015年4月
1966年度生 川中 勉
春がやってきた。線路脇の菜の花
も桜も競って季節の到来を演じる。
やってきた列車も嬉しそうだ。
闇を切り裂く
東海道本線 京都
2017年3月
1966年度生 山川幸夫
皆が寝静まる深夜、貨物列車は毎日
黙々とコンテナを運ぶ。まさに日本の
物流を支える戦士達だ。
黄昏の北近江
北陸本線虎姫~河毛 新快速敦賀行
2016年11月
1965年度生 早川昭文
戦国時代に織田信長に攻められて落城
した浅井長政の小谷山城はこの近く。
粗野な石垣のみが残されている。米原
から短編成になった新快速が走るこの
あたりは古戦場も多い。
庶民派長距離快適列車
東武日光線明神~下今市
会津田島・鬼怒川公園・日光発
浅草行き41レ快速浅草行き
2017年2月
1965年度生 早川昭文
昨今は豪華列車がブームであるが、特
別料金なしで温泉地や世界遺産の観光
地から駅弁を食べながら向い合せのシ
ートで楽しむ昭和の列車がある。古い
人間には、これが旅である。
春本番近し
中央本線相模湖~高尾
甲府発新宿行き特急「かいじ106号」
2014年3月
1965年度生 早川昭文
都心からそう遠くないが高尾を過ぎる
とこのような自然の美しい風景が展開
される。春の様相を呈してきた時期、
白い車体も冴えてくるようだ。
遠い落日
東海道本線 京都~西大路
2017年4月
1964年度生 田野城 喬
驟雨が去って西空の雨雲が切れた。
その切れ目から夕日が差して濡れた
車体とレールを鈍く光らせる。煙をた
なびかせた夜行列車の旅立つ遠い記
憶が蘇る。
春の路
北陸本線 河毛
2009年5月
1961年度生 魚住哲彦
米原~木ノ本の行路は、比較的平坦な
ため、蒸機の迫力はいまひとつ。レンゲ
の絨毯の中で見られた煙のスタート。
城下街
熊本市電 通町筋
2008年6月
1961年度生 魚住哲彦
名城が輝いていた熊本の街。2016年
4月の大地震で、いまは傷跡が痛まし
い。復興への叡智を信じて、辛抱強く
待つのみ。
浮氷
釧路本線 釧路~東釧路
2008年2月
1961年度生 魚住哲彦
「SL冬の湿原号」、鉄橋撮影の有名ス
ポット。お目当ての汽車の前に、わず
かな客を乗せ、いつものローカル列車
が渡って行く。
会員展示写真一覧(1)
会員展示写真一覧(2)
ご協力、
ありがとうございました。